よくあるご質問

弊社によくある質問リストをまとめましたので参考にされてください。

不明な点がありましたら、お問い合わせフォームよりお問い合わせください。

 

不動産鑑定の報酬が高額な理由は何でしょうか?

不動産鑑定は、受付から依頼者への納品まで多段階にわたる工程を経て完成します。

不動産鑑定の流れ

受付→①資料収集→②実地調査→③評価書作成→④納品

①資料収集では、公共機関をまわり公的な資料を収集します。

②実地調査では、依頼者立ち会いのもと、収集した資料と現況を照合し、物件の現在の価値を見極めるべくチェックをします。

③評価書作成では、収集した資料や実地調査で把握した内容に基づいて、不動産の鑑定評価額を記載する「不動産鑑定評価書」を作成します。

④納品では、作成した評価書を依頼者に持参し、内容の説明をし終了となります。

不動産鑑定士は、発行した評価書に関しては常に説明責任が課せられ、時間が経過しても説明義務を負います。

根拠に基づいた「評価額」算出のために時間をかけ、常に説明責任を負っています。

そのため、不動産鑑定評価の料金(報酬)は高額となっています。

不動産鑑定と不動産業者(宅建業者)の無料査定と何が違うのでしょうか?

不動産鑑定は、不動産鑑定士の独占業務です。

不動産鑑定士のみが「不動産鑑定」を行うことができ、資格を持たない者は行うことができません。

もし、無資格で「不動産鑑定」を行えば刑事罰の対象となります。

不動産鑑定は、不動産鑑定士が経済情勢や地価情勢等の根拠資料に基づいて第三者に対する証明となる「評価額」を表示します。

一方で、不動産業者(宅建業者)が行う無料査定は、周辺の取引相場のみで大雑把な価格水準を表示します。

「駅前だから一坪だいたい○○万円位で売れますよ!」これが無料査定のイメージですね。

不動産鑑定評価は、無料査定と異なり、根拠を数値と文書で説明し、依頼者にご納得していただきます。

高額な報酬を払ってまで不動産鑑定を依頼するメリットはあるのですか?

単なる金額を知りたいだけなら不動産業者の無料査定でいいと思います。

しかし、下記のような事案だとどうでしょうか?

事例1

相続した不動産が兄弟(長男・次男)の共有となっていて、次男が自分の持分に相当する金銭の支払を要求している。

この場合には、長男が次男に相続不動産の持分に相当する金銭を支払うことで、相続不動産の単独所有権を得ることができます。

しかし、相続不動産の総額がわからないといくら支払えば良いのかわかりません。仮に、根拠のない金額を支払っても次男は納得しないでしょう。支払う側は少なく支払いたいですし、受け取る側は多く受け取りたいのが人情です。

このような事例で、調停・裁判になることは珍しくなく、親族間の争いが長期化することになります。

それならば、不動産鑑定を依頼し、相続不動産の適正な評価額を知ることで、円満な遺産分割が実現できます。

事例2

会社役員が自分の経営する会社に、個人名義の不動産を売却し、売却代金を会社から受け取りたい。

このような役員会社間売買、関連会社間売買は一般的に広く行われています。

しかし、問題になるのが売却代金の適正さです。

個人名義の不動産を会社に売却した場合、多く代金を受け取りたいと思うはずです。

しかし、適正な価格を超過した売買を行い、多めの代金を受け取った場合、税務調査が仮に入った場合苦しくなります。

売買代金が主観的に決めらた点に税務署は指摘してくるでしょう。

そこで、不動産鑑定を依頼し、適正な価格を鑑定してもらうことで、税務調査で指摘されるリスクを減らすことができます。

不動産鑑定評価書の有効期限はいつまででしょうか?

有効期限は、価格時点です。

不動産鑑定は、価格時点の評価額を算出表示します。

例えば、「令和6年1月1日の評価額は総額○○円/㎡」と表示します。

不動産の価格は常に変動していますので、数ヶ月経過しただけでも評価額は変わってしまいます。

そのため、一般の商品のように消費期限などではなく、時点を確定する意味で価格時点を設定し、その時点のみの価格を表示しているわけです。

依頼の際に用意する資料などはあるのでしょうか?

資料は基本的には全てこちらでご用意いたしますが、下記のような資料は所有者から写し等をいただきます。

・公租公課証明書(固定資産税の課税明細)

・竣工図などの設計図書(建築当初のもの)

受付時に必要な資料の判断をしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

納品までの期間はどれくらいでしょうか?

時期にもよりますが、おおよそ3週間のイメージでお考えください。

物件の内容が複雑(建物が何棟もある、権利関係が複雑など)であれば、3週間よりも遅くなります。

リクエストどおりの評価額を出してくれるのでしょうか?

不動産鑑定では、恣意的な評価額を算出することはできません。

第三者目線でも納得していただける「適正な価格」をお出しします。

そのため、当初より希望の金額がある場合でも希望額どおりの評価額とならないことをご了承ください。

鑑定で対応できる地域はどこまででしょうか?

青森県全域の対応が可能です。

遠隔地のお客様はまずはお問い合わせください。

物件の内容やご依頼の目的などを把握した後、見積書を提出させていただきます。

問い合わせの時は事務所まで伺わなければダメででしょうか?

お問い合わせフォームよりお問い合わせください。

その後、弊社より電話などで返信しますので、事務所に来ていただくか訪問するかを決定したいと思います。

また、外出している場合が多いので、できるだけ電話ではなくお問い合わせフォームよりお願いいたします。

見積もりは有料でしょうか?

完全無料です。

見積もり後に費用請求することは一切ございません。